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男女間の賃金格差が過去最小に その要因は?

2012年05月14日

◆上昇する女性の平均賃金
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によれば、2011年の一般労働者(パートを除く)の平均賃金において、男女間の賃金格差が過去最小となったそうです。

男性が前年と同じ32万8,300円、女性は前年比1.9%増の23万1,900円でした。
女性の賃金は2000年以降おおむね増え続けています。

◆女性の賃金上昇の要因(1)
女性の賃金上昇の背景には、成長分野である「サービス業」で働く人の増加があるようです。

例えば、「教育・学習支援業」では30万7,400円(前年比2.6%増)、「医療・福祉」では24万7,000円(同1.5%増)となりました。

◆女性の賃金上昇の要因(2)
男性正社員の賃金は40代前後で前年より減る一方、女性正社員の賃金は60歳未満のすべての年齢層で前年比0.1~2.9%増加しています。

女性が企業の主要ポストに就くケースが増えたことも、賃金上昇につながっているようです。

◆女性社員の育成に関して
また、公益財団法人日本生産性本部から「第3回 コア人材としての女性社員育成に関する調査」の結果が発表されていますが、役員と課長(相当職)の女性の割合が、前年に引き続き増加したそうです。
ただし、部長(相当職)の割合は若干減少しています。

また、3年以内に課長(相当職)になる可能性のある職位の女性の割合は、2年前と比べ大幅に増加しています。

◆女性育成の課題は?
上記の調査では、女性育成の推進上の課題としては、「女性社員の意識」が7割以上と最も高くなっていますが、「経営者、管理職、男性社員の理解・関心が薄い」の割合も前年より増加しています。

また、効果のあった施策としては、「女性社員への教育・研修参加機会の拡大」が前年から大きく増加したほか、「女性社員だけを対象にした研修」「管理職候補の女性を対象にした意識喚起のための研修」に取り組む企業も増えているようです。


「出島労務管理事務所便り平成24年4月15日号」より

コンビニで・・

2012年05月11日
先日の帰宅途中、家内から携帯で「牛乳買ってこい」と指令を受けた私は
家の近所のコンビニに立ち寄りました。

コンビニに入ると直ちに任務を遂行して速やかに退出する・・、という事は
まずなく、雑誌を立ち読みしたり、新商品を手に取ったり、店内をふらっと
歩いてみたりします、よね。

その時は私も牛乳を1本買うという任務のために、約20分を要し、ついでに
新聞と週刊誌も一緒に買ったわけなんですが(おっさんやな~)、レジで店員さんが
レジ袋に1本のながーい「ストロー」を入れてくれました。

店員さんとしては、私が店を出たところで,おもむろに袋からこの1リットルの牛乳を
取り出して飲み始めるのではないか、という配慮からこの「超ロングストロー」を
付けてくださったと推測します。

にしても、俺ってそういう風に見えてた? どんだけ喉かわいてそうな顔してたんだ俺?
とか考えながら家路に着いたのでした。




中小企業の「後継者不在」の状況は?

2012年04月14日

◆約3分の2が「後継者不在」
株式会社帝国データバンクでは、後継者の実態について分析可能な信用調査報告書(2008年以降)のある約41万社を対象に国内の後継者不在企業の実態を分析し、その結果が発表されました。

国内企業の約3分の2に相当する企業(65.9%)が「後継者不在」となっているそうです。

◆地域別に見るとどうか?
この調査によれば、調査対象企業(40万8,954社)のうち、後継者不在企業は26万9,488社です。

地域別に見てみると、「後継者不在率」の高い地域は、上位から「北海道」(71.8%)、「中国」(71.3%)、「近畿」(68.6%)、「関東」(67.9%)、「中部」(65.6%)となっています。

なお、沖縄県では実に81.4%となっており、都道府県別で唯一、8割を超える結果となっています。

◆業種別に見るとどうか?
また、別に見てみると、「後継者不在率」の高い業種の上位5つは、「サービス業」(72.1%)、「建設業」(69.6%)、「林業・狩猟業」(69.1%)、「不動産業」(68.0%)、「卸売・小売業、飲食店」(64.8%)となっています。

◆後継者不在の原因は?
中小企業における「後継者不在」の原因としては、主に次のことが挙げられます。

(1)「後を継ぐ子がいない」
…少子化により、多くの企業には後継する子自体がいないことが原因にあります。

(2)「子が後を継がない」
…子が「厳しい経営環境にあえて飛び込む必要はない」と考えていることが原因にあります。

(3)「子が後を継げない」
…子が会社を継ごうとしても「経営能力」が備わっていないことが原因にあります。



「出島労務管理事務所便り平成24年3月15日号」より

下山の思想

2012年03月30日
先日、五木寛之さん著「下山の思想」を読みました。

山登りでも、登りより下りが大変とはよくいわれるところです。

階段でも、上がる時より降りる時のほうが脚の筋力を必要とするようです。

芸能界でも、頂点に上り詰めたスターが残念な晩年を送ることがあります。

私個人でも、日本という国家でも、いずれ下山のときがやってくる、その時に
その事実に正面から向き合い、どう考えどう動くか、ということなんですね。

仕事面でいったら私はまだ6合目くらい。
まずは理想の頂を目指してがんばらんば
です。
みなさんは何合目でしょうか。




「労働時間削減」に関する各企業の取組事例

2012年03月22日

◆ワークライフバランスの実現に向けて
近年、企業にとって「ワークライフバランス」(仕事と生活の調和)の実現が大きな課題となっていますが、厚生労働省では、昨年12月に「仕事と生活の調和の実現に向けた取組事例」と題する、「所定外労働時間の削減」や「年次有給休暇の取得促進」などに関する企業(主に中小企業)の取組事例を公表しました。

ここでは、この取組事例の中から、所定外労働時間の削減に関する事例をご紹介しますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

◆所定外労働時間の削減の事例
(1)所定の曜日を「ノー残業デー」とし、所定終業時刻の30分後に強制的に施錠するなど、取組を徹底した。
(建設業)
(2)管理者・従業員双方による業務計画等の見直しを行い、時間外労働の必要性の有無の確認、事前の時間外労働申請の徹底を周知した。
(建設業)
(3)業務改善に伴う超過勤務時間の減少による賃金の低下に対処するため、賃金の改定を行うとともに、一定の限度時間を超えた超過勤務があった従業員に対して、上司とともに「超過原因」を分析し、「改善方法」を考えさせるようにした。
(製造業)
(4)業務に必要な知識を電子掲示板で可視化することで、業務に関する情報の共有化を図り、業務分担による情報の偏りをなくし、所定外労働の削減に努めた。
(情報通信業)
(5)終業時刻の前後にまたがって開催していた定例の会議の所要時間を2時間から1時間半に短縮し、開始時刻も繰り上げ、終業時刻内に会議が終了するよう改善したほか、子育て中の従業員に時間外労働をさせないために午後4時から勤務する短時間勤務者を採用した。
(卸売・小売業)
(6)所定外労働時間の状況と削減目標について、社長以下管理職のミーティングや朝礼にて報告を行い、部署ごとに上長から従業員に伝えるようにした。
(卸売・小売業)
(7)各従業員の業務量を平準化させるため、業務量の多い従業員に対して、他の従業員を応援に向かわせるなどして、業務分担や人員配置の両面から所定外労働を必要としない業務体制になるように改善し、残業時間削減に結びつけた。
(医療・福祉)
(8)残業を行う場合、所属長の承認をもらう申請書提出制度を導入したところ、時間外労働の集中部署、職種等が明確になり、業務配分や要員の見直しを的確に行うことができ、時間外労働の削減へとつながった。
(医療・福祉)

「出島労務管理事務所便り平成24年2月15日号」より

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