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子供の金銭感覚を磨く「お小遣い」

2008年09月12日
◆金銭感覚がない子供が増加!?
クレジットカードや電子マネーの普及によりお金の流れが見えにくくなり、金銭感覚の
乱れた子供が増えているようです。
子供の頃から投資センスを育む必要性が指摘
されていますが、投資教育の前に、生活に必要な金銭管理能力を身につけさせなけ
ればなりません。

お金の価値や金銭管理の厳しさ、借金の怖さなどを子供にどう教えるのか、家庭で
の金銭教育への関心が高まっています。


◆「お小遣い」を活用した金銭教育
家庭での身近な金銭教育のツールとして「お小遣い」の活用が挙げられます。
毎月
一定額のお小遣いを子供に渡し、欲しい物、学用品などを買わせます。
家計のやりく
りと類似しています。
子供は最初、喜んで欲しい物ばかり買ってしまいがちです。

その結果、必要な文房具などが買えなくなっても、安易に援助せず、次のお小遣い
まで我慢させます。
この繰返しにより、金銭感覚や我慢する心を身につけさせるの
です。
お小遣い帳をつけさせて、親が適宜助言するのも効果的です。

自立心や責任感を養い、必要なものを買ったうえで欲しい物を手に入れるにはどうし
たらよいかを考えさせるのが、「お小遣い教育」の狙いです。

高校生くらいになって日常の行動範囲が広がるにつれ、携帯電話代や交遊費など、
使うお金も増えていきます。
そこで、ある程度まとまったお金を渡して自ら管理させる
「予算制」や「年俸制」を取り入れるのもひとつの方法です。


◆お小遣い教育を成功させるために
金銭教育の手法は家庭ごとに様々と思われますが、大切なのは「家族全員が納得
したうえでルールを作る」ことです。

例えば、お小遣い教育で悩ましいのが祖父母の関与です。
お小遣い教育について
説明したうえで、祖父母にも満足してもらえる工夫をすることが必要です。
祖父母が
子供にお小遣いをくれたときは、それを断るのではなく、まずは子供と一緒に喜び
ましょう。
そのうえで、臨時収入としていったん貯金する、おもちゃを買ってもらうより
も遊園地に連れて行ってもらうような「物より思い出」方式にするなどのやり方を、
祖父母を交えて考えます。

また、お金にまつわる情操教育の一環として、お年玉やプレゼントをもらったらお礼
に手紙や絵を書いて贈ることにする、クリスマスは自分がもらうだけでなく人にも
贈り物をすることにするなど、心の教育への取組みも大切なポイントです。

さらに、お金の管理について子供が間違いを犯したときに、なぜ間違えたのか、
どう解決すればいいか、一緒に考えることで家族の対話も増えれば一挙両得だと
いえるでしょう。


(出島労務管理事務所便り平成20年8月15日号より抜粋)

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