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医師が身近になる!? 健康相談サイト

2008年08月23日
◆深刻な医師不足・病院不足
 地方や過疎化の進む地域を中心に、医師不足や病院不足が深刻化しています。
そんな
中、インターネットや携帯端末を利用して、医師が医療や健康に関する様々な疑問に答え
てくれる、全国保険医団体連合会(保団連)による「健康相談サイト」が4月から開設され
ました。
地域に関係なくいつでも気軽に医師に相談できるこのサイトが、今注目されてい
ます。
保団連とは、1969年に結成された医師・歯科医師の団体で、その会員数は10万人
以上(2008年5月1日現在)にのぼります。


◆現役医師が答える健康相談
 この健康相談サイトでは、無料の会員登録を行った利用者が健康上の悩みをサイトに
送って医師に相談できます。
また、質問者と医師が承諾した内容は、一般にも公開され
ます。
サイトには「内科」「外科」「小児科」「産婦人科」「歯科」などの16の診療科と「医療
制度」「その他」を合わせた、18項目の検索ボタンが設定されており、この検索ボタンの
選択をするかキーワードの入力を行えば、該当分野の過去の質問内容と回答(Q&A)に
ついて自由に閲覧できる仕組みになっています。

 閲覧できるQ&Aの内容がかなり豊富なうえ、質問にはそれぞれの専門分野の医師が
答えてくれるので、安心して利用できます。


◆上手なサイトの活用を
 このサイトは、保団連が、従来あった相談サイト「バーチャルドクター」をリニューアルし、
4月から開設したものです。
 保団連は、このサイトの開設趣旨について、「保健医療の
枠組みの中でインフォームド・コンセントを推進していきたい」という思いからスタートしたと
しています。
サイト内で医療や健康に関する助言を行い、利用者が医療や健康に関する
情報を得ることによって、医師・患者双方のコミュニケーションが高まり、インフォームド・
コンセントの定着の一助となればとの思いから始まったものです。

 もちろん、このサイトの助言のみを頼りに、医師の診察を受けることなく自己判断して
しまうべきではありませんが、気軽にいつでも医師に相談できるというメリットは計り知れ
ないものがあります。
「健康上の悩みはあるが、病院に行くほどではない」、「近くに病院
が少なく気軽に行きにくい」といった場合や、「医師の治療や診察を受けているが、病状
や治療方法について尋ねにくいことがある」といった場合に、有効に活用できそうです。


(出島労務管理事務所便り平成20年7月15日号より抜粋)

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